みんな幸せな世界はありえない
子供の頃、世界が平和になればみんなが幸せになる時が来るなんて幻想を誰もが抱いていたのではないだろうか。
みんなが幸せになることは決してない。
誰かの幸せの裏には必ず大勢の不幸が存在するのである。
例えば、高校野球のレギュラー争い。強豪校ともなれば、熾烈なレギュラー争いに勝たなければベンチに入ることができない。
会社ではポジション争いが広げられ、大学受験では、合格をめぐって受験者同士で争うのである。世の中のどんな世界でも同様である。
自分が幸せになるにはどうしたらよいのだろうか。答えは簡単だ。自分の為に犠牲になってもらう人をたくさん見つければよいだけの話である。
少々残酷かもしれないが、ライバルたちと正々堂々戦う必要はないのである。手段はどうであれ、結果が出れば、それでよいのである。
自然界で、少々卑怯な手を使って獲物を得たとしても、食べられた方は何を言っても後の祭りである。この世の中は自然界と同様、弱肉強食の世界であることは、今後ずっと変わらないだろう。